動物病院やホームセンターでよく見るサイエンス・ダイエット。
「猫に危険」という言葉も目に入って、このまま続けていいのか迷っている。
先に答えるとヒルズ公式サイトの表示を読むかぎり、サイエンス・ダイエット猫用に避けるべき原料や添加物は見当たりません。ドライの酸化防止剤は天然由来の3つで、すべて総合栄養食です。
ただし、気になる点もひとつあります。
確かめた33品は、すべて穀物を使っています。とうもろこし・米・小麦などが原材料の上位に並び、ドライ18品のうち4品は1番目が穀物でした。
この記事ではヒルズ公式サイトの商品ページ33品から、原材料と成分をそのまま並べました。年齢や悩みに合わせて、あなたの猫に合う1袋を選ぶための見方もまとめています。
この記事でわかること
- 猫用はドライ18品・ウエットパウチ9品、ほかに動物病院・専門店限定のベット・エッセンシャルが6品
- 見比べたいグランツの表示(同じ「水分を除いた値」で並べます)
- ドライの1番目は18品中14品がトリ肉(チキン、ターキー)。割合は書かれていない
- 公式の成分表は乾物量(水分を除いた値)。袋の保証分析値とは数字の意味がちがう
- 7歳以上向けは、7歳・11歳・14歳とライト・毛玉ケアで選び分ける
うちの子が食べるかどうかは、表示からは分かりません。だからこそ、分かるところは先に確かめておく。グランツは原材料の先頭から「脱水チキン 24.5%」「フレッシュチキン 15.0%」のように、個別名に割合を添えて公開しています。先頭に並ぶ原材料がどれだけ入っているかを、買う前に公式ページで確かめられます。穀物は不使用。人工の保存料・着色料・香料も使っていないと公式に記載があります。
初回は500gの袋と他の味のサンプル50g×2袋が届いて980円(税込・送料無料)。回数の約束がないので、合わなければ休止も解約もできます(連絡の期限は公式ページに記載があります)。
\ 原材料の先頭に、割合まで書かれた袋と比べる /
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【結論】サイエンスダイエット猫用は危険?公式の表示から言えること

不安な言葉を見かけたら、まず袋の表示から確かめましょう。ヒルズ公式サイトの商品ページとよくある質問で確認できたのは、次の点です。
- ドライの酸化防止剤は天然由来の3つ。公式のよくある質問に、ミックストコフェロール(天然由来のビタミンE)、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物と書かれている
- 公式は、サイエンス・ダイエットとベット・エッセンシャルについて「人工着色料、香料、保存料は一切使用せず」と説明している
- ドライはオランダかチェコ、ウエットパウチはフランスが原産国。米国本社で研究・開発と記載
- 33品すべてが穀物を使い、原材料に割合(%)は書かれていない
ひとつ補足すると、ウエットパウチ9品は原材料に「カラメル色素」と書かれています。ドライ18品の原材料欄には色素の名前はありませんでした。
よく見かける袋ほど、裏の表示までは見ないまま選ばれがちです。
表示から分かるのは、ここまでです。気になる点があるとすれば、穀物の多さと、割合が分からないことの2つでしょう。
どちらも「悪い」という意味ではなく、選ぶときの見どころです。
サイエンス・ダイエットの種類|総合栄養食・ベット・エッセンシャル・療法食

ヒルズの猫用フードは、大きく3つに分かれます。ふだんの主食になるのは、総合栄養食の2つです。「病院で勧められた袋」がどれに当たるのか、まずここで確かめておきましょう。
- サイエンス・ダイエット:健康な猫の総合栄養食。ペットショップやホームセンター、通販で買える
- サイエンス・ダイエット ベット・エッセンシャル:同じく総合栄養食。動物病院・専門店限定
- プリスクリプション・ダイエット:療法食。公式は「獣医師の指導のもとで食事管理に使用される」と説明
以前あったサイエンス・ダイエット〈プロ〉は終売しています。公式のよくある質問に、2024年4月8日付の終売の案内が載っていました。〈プロ〉を探している方は、ベット・エッセンシャルが近い位置づけです。
名前の「ダイエット」の意味
痩せるための食品という意味ではありません。公式の説明では「食事」「フード」のことで、栄養の過不足が出ないよう科学的に配合したフードという意味です。
ヒルズは1939年の1頭の犬から始まった
ヒルズの歴史のページによると、始まりは1939年。腎臓の病気を抱えた盲導犬バディのために、マーク・モーリス・シニア博士が自宅の台所でフードを作ったのがきっかけでした。
- 1948年:ヒルズペットニュートリションとして事業を始める
- 1968年:健康な犬猫向けの「サイエンス・ダイエット」を発売
- 1976年:コルゲート・パルモリーブ社の傘下に入る
- 1977年:日本ヒルズ・コルゲート株式会社を設立(1月10日)
公式は、米国の獣医師が最も推奨するブランドだとも書いています(Kynetec社の2025年の調査)。動物病院でよく見かけるのは、療法食から始まった会社の歴史とも関係がありそうです。
サイエンス・ダイエット猫用の原材料と成分【公式の表示33品】

では、袋の中身はどうなっているのでしょうか。ヒルズ公式サイトの商品ページから、ドライ18品の原材料の先頭と成分を並べました。
| 商品(ドライ) | 原材料の1〜3番目 | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物(NFE) | マグネシウム | 100gあたり |
|---|---|---|---|---|---|---|
| キトン 12ヶ月まで 子猫用 チキン | トリ肉、とうもろこし | 40.5% | 24.8% | 25.8% | 0.104% | 425kcal |
| キトン 12ヶ月まで 子猫用 まぐろ | トリ肉、トウモロコシ | 37.7% | 24.2% | 29.7% | 0.102% | 417kcal |
| アダルト 1~6歳 成猫用 チキン | トリ肉、小麦 | 33.2% | 20.6% | 39% | 0.085% | 411kcal |
| アダルト 1~6歳 成猫用 チキン&サーモン | トリ肉、とうもろこし | 33.5% | 20.5% | 39.5% | 0.072% | 406kcal |
| アダルト ライト 1~6歳 肥満傾向の成猫用 チキン | トリ肉、米 | 34.7% | 10.9% | 42.9% | 0.086% | 344kcal |
| 避妊・去勢後~6歳 チキン | トリ肉、とうもろこし | 33.6% | 10.6% | 48.5% | 0.087% | 357kcal |
| 避妊・去勢後~6歳 チキン&サーモン | とうもろこし、米、小麦 | 34% | 11.5% | 47.5% | 0.094% | 360kcal |
| 毛玉ケア アダルト 1~6歳 成猫用(インドアキャット アダルト) チキン | トリ肉、米 | 35.1% | 9.9% | 40.8% | 0.073% | 322kcal |
| シニア 7歳以上 高齢猫用 チキン | トリ肉、小麦 | 32.5% | 20.2% | 40.6% | 0.082% | 402kcal |
| シニア 7歳以上 高齢猫用 まぐろ | 米、小麦、コーングルテン | 31.5% | 22.1% | 39.9% | 0.086% | 412kcal |
| シニア ライト 7歳以上 肥満傾向の高齢猫用 チキン | トリ肉、米 | 31.3% | 9.6% | 45.4% | 0.072% | 322kcal |
| 毛玉ケア シニア 7歳以上 高齢猫用(インドアキャット シニア) チキン | トリ肉、米 | 33.6% | 9.2% | 43.1% | 0.073% | 319kcal |
| シニア 11歳以上 高齢猫用(シニアプラス)チキン | トリ肉、小麦 | 33.6% | 20% | 40% | 0.084% | 402kcal |
| シニア 14歳以上 高齢猫用(シニア アドバンスド) チキン | トウモロコシ、トリ肉 | 33.2% | 21.1% | 38% | 0.084% | 402kcal |
| 尿路の健康サポート チキン | トリ肉、とうもろこし | 36.8% | 12.3% | 43.6% | 0.084% | 365kcal |
| 敏感なお腹と皮膚の健康サポート チキン | 米、トリ肉 | 34.8% | 20.5% | 37.8% | 0.069% | 399kcal |
| 減量サポート チキン | トリ肉、米 | 39.8% | 13.4% | 31% | 0.093% | 342kcal |
| 腸の健康サポートプラス チキン | トリ肉、とうもろこし | 31.8% | 18.2% | 41.9% | 0.09% | 396kcal |
※ヒルズ公式サイトの商品ページ(2026年10月1日確認)。成分は水分を除いた乾物量分析値(平均値)。「トリ肉」は公式表記「トリ肉(チキン、ターキー)」です。
上の表は各社の公式サイトに書かれている表示をそのまま並べたもので、優劣を付けたものではありません。
公式の成分は「乾物量」。袋の数字と比べるときの注意
ヒルズ公式サイトの成分表は、ほかの多くのフードと書き方がちがいます。
- ヒルズ公式サイト:水分を除いたあとの割合(乾物量分析値)で、しかも平均値
- 袋の保証分析値:水分を含んだ割合で、「○%以上」「○%以下」という約束の値
たとえばアダルト チキンのたんぱく質33.2%は、水分を除いた値です。ほかのフードの袋の「30%以上」と横に並べると、同じ物差しになっていません。比べるときは、相手の数字も水分を除いた値に直してから見ましょう。
公式も、水分量のちがう製品を比べるには、この乾物量のパーセンテージで比べるのが唯一の正確な方法だと書いています。数字をそろえれば、ちがうブランドの袋も公平に並べられます。
1番目はトリ肉が14品、穀物が4品
原材料の1番目には、何が書かれているのでしょうか。ドライ18品のうち14品は「トリ肉(チキン、ターキー)」です。残りの4品は、1番目が穀物でした。
- 避妊・去勢後~6歳 チキン&サーモン:とうもろこし、米、小麦の次にトリ肉
- シニア 7歳以上 まぐろ:米、小麦、コーングルテンの次にトリ肉
- シニア 14歳以上(シニア アドバンスド):トウモロコシの次にトリ肉
- 敏感なお腹と皮膚の健康サポート:米の次にトリ肉
トリ肉が1番目でも、2番目以降にとうもろこし・米・小麦・とうもろこし蛋白が続く袋が多くあります。原材料は多い順に並ぶため、穀物をまとめると肉より多い可能性もあります。
割合が書かれていないので、表示からは確かめられません。
原材料欄の読み方は、袋の裏で先に見たい原材料の実例と、避けられがちなフードを表示で検証したページにまとめています。
かさましの穀類が多い袋は、わが家では手に取らないことにしています。ここは家ごとに考え方が分かれるところだと思います。
穀物と炭水化物:猫はどこまで消化できる?
水分を除いた炭水化物(NFE)は、ドライ18品で25.8〜48.5%でした。いちばん多いのは避妊・去勢後~6歳 チキンの48.5%、少ないのは子猫用チキンの25.8%です。
この数字は多いのでしょうか、少ないのでしょうか。研究によって見え方が変わるので、2つの論文を並べておきます。
- 国内の成猫12頭の試験(臼井ら、ペット栄養学会誌 2004):デンプンを多くした食事では炭水化物の見かけの消化率が高く、繊維を多くした食事では低かった
- 野生で暮らす猫の食べ物を推定した研究(Plantinga ら、Br J Nutr 2011):エネルギーの内訳は、たんぱく質52%・脂肪46%・炭水化物2%
フードに使われるデンプンは、猫もある程度消化できると考えられます。一方で、猫が本来食べてきたものは炭水化物がごく少ないと推定されています。どちらか片方だけで決めず、量のバランスで考えるのが現実的です。
マグネシウムとカルシウム・リンの比
マグネシウムはドライ18品で0.069〜0.104%(水分を除いた値)でした。0.10%を超えたのは子猫用の2品だけで、成猫用・高齢猫用はすべて0.10%以下です。
カルシウムとリンの比は、33品すべてが1.0〜1.47の範囲に入っていました。尿路の病気がある猫や、療法食を使っている猫は、袋を替える前に動物病院で相談しましょう。
尿石の子がいたころは、療法食を使っていた時期があります。
ウエットパウチ9品とベット・エッセンシャル6品
ウエットパウチ(85g)9品は、すべて1番目がチキン、2番目がポークです。コーンスターチと小麦も入っています。ベット・エッセンシャルのドライ6品は、2品の1番目が米でした。
| 種類 | 商品 | 原材料の1〜3番目 | たんぱく質 | 炭水化物(NFE) | カロリー |
|---|---|---|---|---|---|
| パウチ | アダルト 1~6歳成チキン | チキン、ポーク、コーンスターチ | 43.5% | 24.3% | 71kcal/袋 |
| パウチ | アダルト 1~6歳成サーモン | チキン、ポーク、サーモン | 43.7% | 22.2% | 72kcal/袋 |
| パウチ | 避妊・去勢後~6歳 チキン | チキン、ポーク、コーンスターチ | 40.5% | 33.5% | 58kcal/袋 |
| パウチ | 避妊・去勢後~6歳 サーモン | チキン、ポーク、サーモン | 41.4% | 31% | 62kcal/袋 |
| パウチ | シニア 7歳以上の高齢チキン | チキン、ポーク、コーンスターチ | 38.2% | 32.3% | 77kcal/袋 |
| パウチ | シニア 7歳以上の高齢サーモン | チキン、ポーク、サーモン | 38.4% | 29.5% | 72kcal/袋 |
| パウチ | シニアトータルケア機能 7歳以上の高齢チキン | チキン、ポーク、コーンスターチ | 34.9% | 40.8% | 69kcal/袋 |
| パウチ | シニアトータルケア機能 7歳以上の高齢サーモン | チキン、ポーク、サーモン | 36.5% | 36.5% | 67kcal/袋 |
| パウチ | 腸の健康サポートプラス チキン | チキン、ポーク、コーンスターチ | 36.2% | 35% | 76kcal/袋 |
| ベット・エッセンシャル | 発育サポート 子猫 3週~1歳 チキン | トリ肉、トウモロコシ | 39.1% | 31.7% | 390kcal/100g |
| ベット・エッセンシャル | マルチケア 成猫 1~6歳 チキン | トリ肉、トウモロコシ | 33.8% | 31.1% | 373kcal/100g |
| ベット・エッセンシャル | マルチケア+デンタル 成猫 1歳以上 チキン | トリ肉、コーングルテン | 34.3% | 33.4% | 361kcal/100g |
| ベット・エッセンシャル | マルチケア+健康体重サポート 避妊・去勢後~ 6歳 チキン | トリ肉、米 | 39.8% | 30.8% | 343kcal/100g |
| ベット・エッセンシャル | マルチケア+消化サポート 成猫 1歳以上 サーモン入り | 米、コーングルテン、トリ肉(チキン | 34% | 38.5% | 350kcal/100g |
| ベット・エッセンシャル | マルチケア+シニア健康サポート 高齢猫 7歳以上 チキン | 米、玄米、トリ肉(チキン | 33.6% | 43.7% | 370kcal/100g |
※ヒルズ公式サイトの商品ページ(2026年10月1日確認)。成分は乾物量分析値(平均値)。パウチは1袋85gあたり、ベット・エッセンシャルはドライ100gあたりのカロリーです。
上の表は各社の公式サイトに書かれている表示をそのまま並べたもので、優劣を付けたものではありません。
パウチのカロリーは1袋(85g)あたりの値です。ドライの100gあたりと混同しないよう気をつけてください。公式は、ドライフードとの併用もすすめています。
サイエンスダイエットの7歳以上はどれ?シニア用の違い

7歳を過ぎたら、どの袋を選べばいいのでしょうか。「7歳以上」と書かれた袋はいくつもあります。年齢の区切りは7歳・11歳・14歳の3段階で、そこにライトと毛玉ケアが加わります。
- シニア 7歳以上 チキン:100gあたり402kcal。脂質20.2%
- シニア ライト 7歳以上:322kcal。公式は「シニア チキン」と比べて脂肪分を約53%、カロリーを約20%減らしたと表示
- 毛玉ケア シニア 7歳以上:319kcal。粗繊維8.5%と多め
- シニア 11歳以上(シニアプラス):402kcal
- シニア 14歳以上(シニア アドバンスド):402kcal。グルコサミンとコンドロイチン硫酸を含むと表示
シニア 7歳以上は、チキンとまぐろで原材料の並びが大きくちがいます。チキンは1番目がトリ肉、まぐろは1番目が米です。同じ年齢用でも味で中身が変わるので、袋の裏も見比べてみましょう。
ウエットでは、シニア 7歳以上のチキン・サーモンと、シニアトータルケア機能のチキン・サーモンがあります。動物病院で買うなら、ベット・エッセンシャルのシニア健康サポート(7歳以上)も選べます。
がんの子を看ていたときは、表示よりも「食べてくれるか」をいちばんに考えていました。
サイエンスダイエット猫用の選び方|年齢と悩みで1袋に絞る

あなたの猫には、どの袋が合うのでしょうか。まず年齢、次に体重や毛玉などの悩みで絞ると迷いません。
- 12か月まで・妊娠中・授乳中:キトン(チキン/まぐろ)
- 1〜6歳でふつうの体型:アダルト(チキン/チキン&サーモン)
- 1〜6歳で太りぎみ:アダルト ライト。減量が目的なら減量サポート(1歳以上)
- 避妊・去勢後〜6歳:避妊・去勢後~6歳(チキン/チキン&サーモン)
- 室内飼いで毛玉が気になる:毛玉ケア(アダルト/シニア)
- 7歳以上:上のシニア用の一覧から、年齢と体型で選ぶ
体重4kgの成猫なら、1日の量の目安は、アダルト チキンで60g、毛玉ケア アダルトで65gと公式に書かれています。カロリーが低い袋ほど量は多めになるので、袋ごとの表で確かめましょう。
切り替えは、今までのフードを少しずつ減らしながら、7日ほどかけて行うよう公式は案内しています。袋の中は小分けではなくジッパー付きで、開封後は1〜1.5か月で使い切るのが目安です。
わが家の3匹も、性格は1匹ずつまったくちがいます。
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公式サイトで初回980円の中身を見る→ \ 回数の約束なし・休止と解約ができます / グランツ チキン&サーモン味は「脱水チキン 24.5%」から始まり、穀物を使っていません。3つの味とも全年齢用です。
ヒルズとロイヤルカナン、どちらがいい?表示の比べ方

「ヒルズとロイヤルカナンはどちらが良いの?」と迷う方もいるでしょう。2つのブランドは、成分の書き方がちがいます。
- ヒルズ:公式サイトは水分を除いた平均値(乾物量分析値)
- ロイヤルカナン:保証分析値(たんぱく質○%以上、水分○%以下など)
たとえばロイヤルカナンの「インドア」は、たんぱく質25.0%以上・水分6.5%以下と表示されています。水分を除くと約26.7%以上です。ヒルズの毛玉ケア アダルトの35.1%は平均値なので、「以上」と「平均」は同じ数字として比べられません。
どちらも穀物を使うブランドで、ロイヤルカナンのインドアは原材料の1番目が小麦でした。62品の表示はロイヤルカナン猫用の成分を一覧にした記事にまとめています。
サイエンスダイエットの評価|当サイトの採点で減量サポートは84点

当サイトでは、原材料50点・成分50点の100点満点で、公開した基準に沿って市販のフードを採点しています。サイエンス・ダイエットからは「減量サポート 1歳以上 チキン」を採点しました。
- 減量サポート:84点(原材料43点+成分41点)
- 点になった:上位に動物性の原料(チキン・ターキー)がある、着色料・香料がない、原材料の名前が具体的、マグネシウムが0.10%以下
- 点が伸びなかった:原材料に割合がない、脂質13.4%と炭水化物31.0%が満点の範囲の外、酸化防止剤は天然由来(使っていない袋を満点にしている)
採点はこの1品だけです。
ほかの品は1番目が穀物のものもあるため、同じ点になるとは限りません。
採点のしかたは、トップページの100点満点の採点基準と各フードの点数で公開しています。
サイエンスダイエットと見比べたいグランツ|割合まで書かれた袋

同じ物差しで並べると、何が見えるでしょうか。グランツの保証成分を水分を除いた値に直すと、サイエンス・ダイエットの表とそのまま比べられます。
- グランツ チキン&サーモン:たんぱく質38.3%、脂質17.8%、炭水化物28.9%(水分を除いた計算値)
- サイエンス・ダイエット アダルト チキン:たんぱく質33.2%、脂質20.6%、炭水化物39.0%(公式の乾物量)
- グランツは1番目が脱水チキン 24.5%、2番目がフレッシュチキン 15.0%と割合つき。穀物を使っていないと公式に書かれている
グランツの数字は「以上・以下」の保証値から出した計算値で、ヒルズは平均値です。そのうえで、先頭の原材料がどれだけ入っているかを買う前に確かめたいなら、割合が書かれた袋が手がかりになります。
3つの味の原材料はグランツ全3種の表示を1つにまとめたページに、穀物を使わない袋の選び方はグレインフリーの袋を公式表示で比べた記事にあります。
カナガンやモグニャンの公式ページも、比べる相手として開いてみてください。
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サイエンスダイエット猫用のよくある質問

Q1. サイエンスダイエットは猫に危険?心配な成分はありますか?
公式の原材料と成分の表示からは、心配な原料や添加物は読み取れませんでした。33品とも総合栄養食で、ドライは天然由来の酸化防止剤を使っています。気になるのは穀物の多さと、割合が書かれていない点です。
Q2. サイエンス・ダイエットは療法食ですか?
いいえ。店頭で買える袋も、病院・専門店限定のベット・エッセンシャルも総合栄養食です。療法食はプリスクリプション・ダイエットで、獣医師の指導のもとで使います。
Q3. サイエンス・ダイエット〈プロ〉はどこで買えますか?
〈プロ〉は終売しました。動物病院・専門店限定の総合栄養食としては、ベット・エッセンシャルがあります。
Q4. 袋の中は小分けになっていますか?
なっていません。公式は、リニューアルで小分けパックをやめ、再封できるジッパー付きにしたと説明しています。開封後は1〜1.5か月で使い切るのが目安です。
Q5. 合わなかったときはどうなりますか?
ヒルズには、満足できなかったときに購入代金を返す「満足保証」があります。条件は公式の満足保証のページで確かめてください。
まとめ:サイエンスダイエットは「穀物あり・割合なし」を知って選ぶ

サイエンス・ダイエット猫用について、要点を5つに絞っておきます。
この記事のまとめ
- ドライ18品・パウチ9品、ほかにベット・エッセンシャル6品。〈プロ〉は終売
- ドライの1番目は14品がトリ肉、4品が穀物。割合は書かれていない
- ドライの酸化防止剤は天然由来の3つ。パウチには「カラメル色素」の記載
- 公式の成分は水分を除いた平均値。ほかの袋と比べるときは物差しをそろえる
- 当サイトの採点では、減量サポートが84点
言葉のイメージではなく、表示の中身があなたの猫に合うかどうかで選んでください。
本記事の主な出典・参考資料
- ヒルズ公式サイト(日本ヒルズ・コルゲート)猫用製品ページ33品、よくあるご質問、ヒルズの歴史、会社情報
- 臼井涼子ほか:ドライフードのたんぱく質・炭水化物の量と成猫の見かけの消化率を調べた試験、ペット栄養学会誌 7巻1号(2004年)
- Plantinga ほか(ユトレヒト大学):野外で暮らす猫の食事の栄養を文献から推定した研究、British Journal of Nutrition 106巻(2011年)
- ロイヤルカナン公式サイト(インドアの商品ページ)、グランツの公式サイト(猫用の商品ページ)
- 当サイトのキャットフード採点基準(トップページで公開)
※公式サイトは2026年10月1日に確認しました。ヒルズの成分は公式の乾物量分析値(平均値)、グランツとロイヤルカナンの水分を除いた値は保証成分から出した計算値です。