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猫砂の捨て方は自治体で違う|7市区の分け方とトイレに流すときの注意

猫砂の捨て方

使い終わった猫砂は、燃えるごみ?燃えないごみ?それともトイレに流していい?

引っ越し先で出し方が変わって、どこを見れば正しいのか分からなくなった。

猫砂の捨て方は、住んでいる市区町村によって違います。同じ鉱物系の砂でも、ある市では燃えないごみ、別の区では燃やすごみ、ということが実際にあります。

この記事では、7つの市区の公式ページで猫砂の出し方を確かめ、法律の上での扱いと、トイレに流すときの条件をまとめました。

この記事でわかること

  • 家庭で使った猫砂は「一般廃棄物」。分け方は市区町村が決める
  • 鉱物系の砂は、燃えないごみの市(横浜市)と燃やすごみの区(中野区)がある
  • 自治体のページでは「猫の砂」「ペットのトイレ用砂」「ペットのふん」と呼び方が分かれる
  • 流せるタイプでも、浄化槽の家や「流さないで」と呼びかける市では流さない
  • ふんは毎日取り除き、捨てたあとは石けんで手を洗う

【結論】猫砂の捨て方は「住んでいる自治体のルール」がいちばん先

迷ったときは、次の順番で確かめていきましょう。

  • 1. 自治体の分別ページ:「猫」「ペット」「トイレ砂」で探す。Q&Aのページも見る
  • 2. 猫砂の袋の表示:主原料(鉱物・紙・木・おから)と、捨て方の注意
  • 3. 家のトイレの種類:下水道か浄化槽か。浄化槽なら流さない

メーカーの袋にも捨て方は書いてありますが、ライオンペットの製品ページは「お住まいの自治体の指導がある場合にはそれに従う」と添えています。袋と自治体の案内が違うときは、自治体を優先する、ということです。

では、自治体ごとにどれくらい違うのでしょうか。

猫砂の出し方は自治体でこんなに違う【7市区の公式ページ】

大阪市・横浜市・世田谷区・中野区・山口市・新座市・大津市の公式ページで、使い終わった猫砂とふんの出し方を確かめました。

自治体公式ページでの呼び方猫砂の出し方ふん
大阪市猫のトイレ砂普通ごみ。少しずつ分けて出す取り除く
横浜市ペットのトイレ用砂燃えないごみ(紙製・木くずは燃やすごみ)トイレに流す
東京都世田谷区ペットのふん(砂は注記)可燃ごみトイレに流す
東京都中野区猫砂(よくある質問)燃やすごみ(鉱物系も)できるだけ取り除く
山口市猫の砂(Q&A)ベントナイト・ゼオライト・シリカゲルは燃やせないごみ、木・紙・おからは燃やせるごみ―
埼玉県新座市ペットのトイレ可燃ごみ。鉱物系は少量ずつ。天然の砂は出せない―
滋賀県大津市犬フン、猫フン、猫砂燃やせるごみトイレに流さない

各市区の公式ページ(分別一覧・ごみ分別辞典・よくある質問)の表示です。「―」はそのページに書かれていない項目です。

上の表は各市区の公式ページに書かれている表示をそのまま並べたもので、優劣を付けたものではありません。

同じ猫砂でも、呼び方・ごみの区分・ふんの扱いの3つがそろって違うことが分かります。

鉱物系の砂は「燃えない」「燃やす」が分かれる

ベントナイトなどの鉱物系は、いちばん扱いが割れる種類でした。あなたの街はどちらでしょうか。

横浜市のごみ分別辞典では、ペットのトイレ用砂は燃えないごみです。紙製や木くずのものだけが、汚物を取り除いて燃やすごみになります。山口市も、ベントナイト・ゼオライト・シリカゲルを燃やせないごみとしていました。

一方、中野区のよくある質問は、鉱物系も含めて燃やすごみで出すよう答えています。新座市も可燃ごみで、鉱物系(ベントナイト系)は少量ずつ出すよう書いていました。

16年猫と暮らしてきましたが、猫ごとに性格がちがうのと同じで、街ごとにごみの分け方もちがうものだと感じます。

「猫」で見つからなければ「ペット」で探す

自治体のページでの呼び方は、そろっていません。

  • 「猫」がつく呼び方:大阪市の「猫のトイレ砂」、山口市の「猫の砂」、中野区の「猫砂」
  • 「ペット」がつく呼び方:横浜市の「ペットのトイレ用砂」、新座市の「ペットのトイレ」
  • ふんの項目の中に書かれている:世田谷区は「ペットのふん」の欄に「ペット用の砂は可燃ごみへ」

世田谷区の50音順の分別一覧には、「猫」という字が1つも出てきません。「猫砂」で見つからないときは、「ペット」「トイレ」「ふん」でも探してみると、案内にたどり着きやすくなります。

分別一覧のほかに、中野区や山口市のように、よくある質問(Q&A)のページで答えている自治体もあります。

冊子とホームページで違うときは、新しいほうを確かめる

中野区のよくある質問には、配られている冊子では猫砂(鉱物系)が「陶器・ガラス・金属ごみ」と表示されているが、燃やすごみで出してほしい、と書かれていました。

紙の冊子は、配られたあとに扱いが変わることがあります。迷ったら、更新日の新しいページか、清掃事務所への問い合わせで確かめましょう。

まとめて出すときは「少しずつ」

大阪市は、猫のトイレ砂を一度にたくさん出すと収集に支障が出て、粗大ごみとして有料になる場合もある、と書いています。少しずつ分けて出すよう呼びかけていました。

新座市も、鉱物系の砂は少量ずつ出すよう案内しています。トイレの砂を全部入れ替えた日は、何回かのごみの日に分けると安心です。

なお新座市では、天然の砂をペットのトイレに使った場合は処理困難物として出せない、とされています。市販の猫砂とは扱いが別です。

なぜ自治体で違う?猫砂は「一般廃棄物」だから

捨て方が市区町村ごとに違うのには、法律の上での理由があります。

廃棄物処理法では、ふん尿も「廃棄物」の1つ。このうち産業廃棄物になる動物のふん尿は、施行令で「畜産農業に係るものに限る」とされています。

家庭で飼っている猫のふん尿や、それを吸った猫砂は産業廃棄物に当たらないので、産業廃棄物以外の「一般廃棄物」の扱いです。

一般廃棄物は、市町村が処理計画を作り、その中で分別の区分を決めて集めます。

焼却炉や埋め立て地の事情は街ごとに違うはずなので、同じ砂でも分け方が変わるのは自然なことだと思います。

あなたが引っ越しをしたばかりなら、前の街の出し方は一度リセットしましょう。

猫砂をトイレに流すときの条件と、流さない場合

「トイレに流せる」と書かれた紙やおからの猫砂は便利ですが、どの家でも流してよいわけではありません。

メーカーが案内する流し方:1個ずつ、「大」で

ライオンペットの「ニオイをとる紙の猫砂」と「ニオイをとるおから砂」の製品ページでは、流し方が次のように決められています。

  • 排泄物で固まった部分だけを流す
  • 固まりは1個(直径5cmくらい)ずつ。2個以上入れない
  • たまり水の中で崩れてから、レバーを必ず「大」にして流す
  • 次の固まりの前に、1〜2回「大」で水を流しておく
  • 時間がたって硬くなった固まりや、一度に多く捨てたいときは可燃ごみへ

同じ製品ページには、浄化槽タイプの水洗トイレには絶対に流さないとも書かれていました。

浄化槽の家と、「流さないで」と呼びかける市

広島県江田島市は、浄化槽を使っている家に向けて、ペットのふんも猫砂もトイレに流さないよう呼びかけています。ペットのふんは人のし尿と成分や性質が違い、家庭用の浄化槽では処理できないためです。

「トイレに流せる」と表示された商品でも同じ扱いです。浄化槽は利用者が管理するもので、詰まりや故障の清掃・修理費は自分で負担することになる、とも書かれていました。

下水道の街でも、滋賀県大津市は犬や猫のフンと使用済みの猫砂を流さないよう求めています。フンは水に溶けにくく、下水道の排水管が詰まることがある、という理由です。

反対に、横浜市や世田谷区はペットのふんを「トイレに流す」と案内しています。流してよいかどうかも、自治体で答えが逆になることがあるわけです。

  • 浄化槽の家:流さない
  • 自治体が「流さないで」と案内している:流さない
  • 集合住宅:管理会社や大家さんの決まりも確かめる
  • 「流せる」表示の砂でも、固まりが硬いときや量が多いときはごみへ

3匹いると砂は月に15〜20Lほど。量が多いので、流すかごみに出すかは最初に決めておくのが大事だと思います。

ごみの日まで、においと衛生をどう抑える?

ごみの日は決まっていても、猫砂は毎日出ます。ごみの日までの置き方で、部屋のにおいは大きく変わります。

置き方のコツを2つに分けて見ていきましょう。

少しずつ袋に入れ、口をしっかり閉じる

ライオンペットは、流せない猫砂の固まりを少量ずつ紙袋などに入れて捨てるよう案内しています。においが漏れにくい専用の袋も出していました。

  • 取り出した固まりは、その日のうちに小分けの袋へ
  • 袋の口は空気を抜いてしっかり結ぶ
  • ふたつきのごみ箱に入れ、ごみの日にまとめて出す
  • 全部の砂を入れ替えるときは、換気をして細かい粉を吸い込まない

ふんは毎日取り除き、手を洗う

アメリカ疾病対策センター(CDC)は、猫のトイレは毎日掃除するよう勧めています。トキソプラズマという寄生虫は、猫のふんに出てから1〜5日たたないと人にうつる状態にならないためです。

砂や土に触れたあとは石けんで手を洗い、園芸のときは手袋をすることも挙げていました。妊娠中の人や体調が気になる人は、かかりつけの医師にも相談しておくと安心です。

トイレまわりのにおいが部屋に広がって困るなら、脱臭機を置く手もあります。

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除菌脱臭機 クワイスエアー 04A1J(サンスター)

猫のトイレの近くで使う前提で作られた脱臭機です。においを取るのはUV光と光触媒の働きで、オゾンや薬剤は使わない方式だとサンスターは説明しています。

  • 電源コードに保護カバー。本体側は12Vの低電圧
  • いたずらで押されにくい、平らなスイッチ
  • 運転音は21dB(通常モード・吹出口から1m)
  • フィルターの交換はなく、吸込口のガードをときどき掃除

壁掛けができない場所でも、別売りの専用スタンドで床に立てて使えます。

捨てやすさで猫砂を選ぶときのポイント

猫砂を買い替えるなら、捨て方から逆算して選ぶのも1つの方法です。あなたの街では、どの種類がいちばん出しやすいでしょうか。

  • 燃やすごみに出したい:紙・木・おからなど。鉱物系も燃やすごみの街(中野区・新座市など)なら選択肢に入る
  • 燃えないごみの日が少ない:横浜市や山口市のように鉱物系が燃えないごみの街では、回収の回数も見ておく
  • トイレに流したい:「トイレに流せる」表示の砂を選び、浄化槽でないことと自治体の案内を確かめる
  • 運ぶのが大変:鉱物系は重い。ごみ置き場まで遠いなら、軽い種類も候補に

袋の重さや置き場所は猫砂の買い置きと収納の記事、種類ごとの特徴は鉱物・紙・おからの違いを並べた記事が詳しいです。

1回に入れる量の目安は、砂の深さと量を量ってみた記事を見てください。

ごはんも、袋の表示を読んで選ぶと迷いが減ります。原材料の割合まで書かれた例はグランツの袋の裏を順に追った記事に、市販品の見直しは原材料の並びで市販フードを確かめた記事と表示を見て買わなかった袋の理由にあります。

猫砂の捨て方でよくある質問

Q1. 猫砂は燃えるごみと燃えないごみ、どちらですか?

自治体によって違います。横浜市は鉱物系を燃えないごみ、中野区は鉱物系も燃やすごみとしています。住んでいる市区町村の分別ページで確かめてください。

Q2. 「トイレに流せる」猫砂なら、どの家でも流せますか?

いいえ。メーカーは浄化槽タイプのトイレには流さないよう書いています。大津市のように、表示があっても流さないよう求めている市もあります。

Q3. 自治体のページで「猫砂」が見つかりません。

「ペットのトイレ用砂」「ペットのふん」などの名前で載っていることがあります。よくある質問のページや、清掃事務所への電話でも確かめられます。

Q4. 猫砂を全部入れ替えたら、一度に出してもいいですか?

大阪市は、一度に多く出すと収集に支障が出て有料になる場合もあるとして、少しずつ分けて出すよう呼びかけています。

Q5. 猫砂はなぜ自治体ごとに捨て方が違うのですか?

家庭の猫砂は廃棄物処理法の「一般廃棄物」で、分別の区分は市町村が処理計画で決めるためです。

まとめ:猫砂の捨て方は「自治体・袋の表示・トイレの種類」の順に確かめる

最後に、大事な点を5つに絞ります。

この記事のまとめ

  • 家庭の猫砂は一般廃棄物。分け方は市区町村が決める
  • 鉱物系は、燃えないごみの街と燃やすごみの街がある
  • 「猫」で見つからなければ「ペット」「ふん」で探し、Q&Aも見る
  • 流せる砂も、浄化槽や「流さないで」の街では流さない
  • 一度に大量に出さず、ふんは毎日取り除いて手を洗う

住んでいる街のルールを一度確かめておけば、毎日の片づけで迷わなくなります。

まずは自治体のホームページで「猫」「ペット」と検索してみましょう。猫のごはん選びには、300を超えるキャットフードを採点した一覧も役立ちます。

この記事で確かめた法令・公式ページ

  • 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第2条・第6条・第6条の2、同法施行令 第2条(e-Gov 法令検索)
  • 大阪市「品目別収集区分一覧表(50音順)」、横浜市「ごみ分別辞典」、世田谷区「資源・ごみの分別(50音順)」、中野区「よくある質問」、山口市「Q 猫の砂の処理について」、新座市「可燃ごみの出しかた」
  • 大津市「犬フン、猫フン、猫砂をトイレに流さないでください」、江田島市「浄化槽をご利用の方へ」
  • ライオンペット株式会社「ニオイをとる紙の猫砂」「ニオイをとるおから砂」「ニオイをとる砂」の製品ページ(廃棄方法)
  • 米国疾病対策センター(CDC)トキソプラズマ症のページ(Prevention・Causes)、サンスター株式会社 クワイスエアーの製品情報

※自治体の分け方は変わることがあります。出す前に、お住まいの市区町村の最新の案内を確かめてください。