またたびに関する情報を知りたい方は、
⇒【マタタビの使用方法と注意点】猫の脱走にはマタタビを焚くと効果あり!?でくわしく解説しています。
- 猫が脱走したがって大変だ……
- 脱走したがる原因はストレス?
- 手っ取り早く脱走を予防する方法を知りたい!
こんな疑問にお答えします。
今回は猫の脱走する理由はストレスによるものかもしれません。その他にも猫の性格や暮らしている環境によるものも少なからず影響はしています。
そこでこの記事では「猫が脱走する原因」を「ストレス」や「猫の生態」から「飼い主さんの行動」も踏まえて解説をしていきたいと思います。
この記事を読んで愛猫が脱走しなくなるようにしていきましょう。
猫のストレスをチェック
猫が1度でも脱走しようとしたことがあるなら、ストレスの有無を確認をしてあげてください。様々な状況によりストレスが溜まっているかもしれません。
ストレスチェック
- 多頭飼いをしている
- トイレを毎日処理していない
- トイレの数が猫より少ない
- キャットタワーがない
- キャットウォークがない
- 食事の食器が人間用
- 水飲みの入れ物が人間用
- 猫の性格がわからない
- 猫の好きな遊びを把握していない…………など
一つでも当てはまるようならストレスが溜まっているかもしれません。
多頭飼いをしている
多頭飼いをしていると猫だけしかわからないストレスがあるかもしれません。特に気を付けなければならないのが「上下関係」です。
飼っている猫がみんな仲良しであれば何の問題もありませんが、あまり仲良くなく、どちらかがいつも逃げているなどあるようであれば注意が必要です。
逃げている側の猫はつねに自分より上の「上司猫」のことを意識しています。どこにいるのか、どこを見ているのかなどを気にしています。なぜなら目を合わせてしまったりすると、追っかけられるからです。人間でもあると思います。怖い上司がずーっとそばで見ているとストレスがたまるはずです。それと同じように「上司猫」の動きを常に意識しています。そのような状況ではとてもじゃないけどリラックスできる状況ではないので、ストレスが溜まってしまいます。
対策① ケージの活用
対策としてはケージの活用があります。それぞれの猫専用のケージを用意して、違う猫にはそのケージに近づかないようにします。万が一入ろうとしたら阻止してください。要は安全な場所を確保するということです。
対策② 行き止まりをなくす
行き止まりがあると逃げる際に追い詰められてしまいます。キャットタワーやキャットウォークなどを活用したり物の置き場などを工夫して行き場が2つ以上ある状況を常に作れるようにしてあげてください。
対策③ 守ってあげる
逃げ場がどうしても用意できないようであれば、飼い主さんがブロックしてあげてください。やりすぎかと思われるかもしれませんが、追われている猫は命がけです。安全な場所がないわけですから。飼い主さんの膝の上なら安心と覚えてくれれば、常に乗ってきます。要は安心できる場所を用意してあげることが重要です
本当にダメなら部屋を分けてあげるしかないです。
トイレについて
トイレの処理は毎日、できれば汚れたらすぐにしてあげてください。昼間出かけているようであれば、「朝」「帰宅後」「寝る前」のタイミングでしてあげてください。汚れているとストレスになります。
トイレの数は猫プラス1以上用意してあげてください。ほかのサイトでもこのように書かれていることが多いと思います。場所も少し放したりするとより安心してできる場所が増えます。特に仲の悪い猫がいると安心してできなかったりすることがあるので、ケージ内などに専用のトイレがあるとより安心してできます。
キャットタワー・キャットウォーク
「キャットタワーなんて無くてもいいでしょ」と思われるかもしれませんが、猫には重要です。遊んだり、動いたりする意味でも重要ですが、多頭飼いをしていると逃げる場所があるという点でも用意してあるとより安心できる場所が増えるので用意してあげましょう。
キャットウォークに関してもできれば用意してあげましょう、我が家は自分で作成したキャットウォークがあります。
←こんな感じです
猫のために挑戦してみてはいかがですか^^
食器類が猫用ではない
食器類が猫用でない場合、食べにくい、飲みにくいといった不便さを猫が感じているかもしれません。猫専用の食器類は猫のことを考えているものがたくさんあるので猫専用のものを用意してあげましょう。
具体的に言うと、食器の高さや、深さ、広さなども猫によっては不便さを感じているかもしれません。少しでも食べにくそう、飲みにくそうにしているようであれば用意してあげてください。
猫の個性を理解して
猫は性格があります。個性があります。「一人遊びが好き」な猫もいれば「ちょっかい出しが好き」な猫もいます。好きなおもちゃや遊び方もみんな違います。要はよく観察して「個性を理解」することが重要です。個性を理解したうえで好きな遊びや主おもちゃなどを用意してあげて、よりストレスのない生活を送れるようにしてあげましょう。
猫の脱走の主な原因と対処法
猫がストレスを感じている場合
猫がストレスを感じると、脱走する原因になることがあります。ストレスを軽減することが必要です。
猫は、環境の変化や病気など、さまざまなストレスを感じることがあります。ストレスが長期間続くと、猫が健康を損なうだけでなく、脱走する原因にもなります。
ストレスを感じた猫が脱走する例としては、猫の飼い主が引っ越しをすることで環境が変わり、家に帰らなくなった猫や、同居する他のペットや家族とのトラブルが原因で脱走した猫が挙げられます。
ストレスを軽減するための猫のおすすめグッズ:
- フェロモン製剤(例:フェリウェイ)
- 猫用のキャットタワーや遊具
- 猫が好む場所に設置する猫用ベッド
- 猫の運動不足解消に役立つおもちゃ
猫がストレスを感じると、脱走する原因になります。ストレスを軽減するためには、猫の好みに合わせたグッズを使ったり、猫に運動をさせたりすることが重要です。
猫が遊びに夢中になっている場合
猫が遊びに夢中になると、外の世界に興味を持ち、脱走する原因になることがあります。遊び方には注意が必要です。
猫は遊びが大好きで、特に狩りごっこが好きなことが多いです。猫が遊びに夢中になりすぎると、外に興味を持ち、脱走の原因になることがあります。
猫が遊びに夢中になって脱走する例としては、猫が遊んでいる隙に家のドアが開いてしまい、猫が外に出てしまったケースがあります。
遊び場の確保方法:
- 猫が自由に遊べる場所を確保することが大切です。特に、高い場所が好きな猫が多いため、キャットタワーなどの高い場所を用意すると良いでしょう。
- 窓際にハンモックなどの猫用ベッドを置いたり、猫専用のトンネルを設置したりすることで、猫の興味を引きつけ、脱走を防ぐことができます。
猫が遊びに夢中になりすぎると、外に興味を持ち、脱走の原因になることがあります。猫と遊ぶ際には、適切なおもちゃを使って遊び、遊び場所も確保するようにしましょう。
猫が好奇心から脱走する場合
猫は好奇心が強く、外の世界に興味を持って脱走することがあります。猫の好奇心を満たす環境を整えることで、脱走を防ぐことができます。
猫は好奇心が旺盛で、自分の縄張り以外の場所にも興味を持ちます。特に、外の世界に興味を持つ猫が多く、外に出たがる習性があるため、脱走の原因になります。
猫が好奇心から脱走した例としては、家のドアが開いていた際に外に出てしまったケースや、散歩中の飼い主から離れて逃げ出してしまったケースがあります。
猫の好奇心を満たす方法:
- 窓の外を見られる場所を設けることで、猫の好奇心を満たすことができます。例えば、猫が遊べる狭いスペースのある窓際にハンモックを設置するなどの工夫があります。
- 猫が出たがる理由には、外の匂いに興味を持つことがあります。そこで、猫が出たがりそうな匂いのするもの(例えば、生ごみや外で遊んだおもちゃ)は家の中から遠ざけるようにしましょう。
猫が家の中で不満を感じている場合
猫が家の中で不満を感じると、脱走する原因になることがあります。猫が快適に暮らせる環境づくりが必要です。
猫は家の中で過ごす時間が長く、縄張りにもこだわりを持っています。猫が不満を感じる原因には、飼い主との関係や、環境の変化などが挙げられます。
猫が不満を感じて脱走した例としては、新しいペットや家族が増えたことでストレスがたまったため、外に出てしまったケースがあります。
猫が不満を感じる原因と対処法
- 猫と飼い主の関係に問題がある場合は、適切な接し方や猫の行動に合わせた環境づくりが必要です。例えば、猫に対して無理に抱き上げたり、急に抱きついたりしないように注意しましょう。
- 環境の変化によるストレスが原因の場合は、徐々に変化を加えていくことが重要です。例えば、新しいペットが家族に加わった場合は、猫と新しいペットを慣れさせるために、一緒に過ごす時間を少しずつ増やすようにしましょう。
猫がストレスを感じない環境づくり
- 猫にとって快適な環境を整えることが大切です。例えば、猫が好む場所に猫用ベッドを設置したり、猫専用のトイレを用意するなど、猫がストレスを感じない環境づくりが必要です。
- 猫にとって適切な栄養バランスのとれた食事を与え、適切な運動をさせることも、猫のストレスを軽減する上で重要です。
猫が外に出たがる本能的な理由
猫は本能的に外で過ごすことを求める動物です。外での運動や自然との触れ合いが猫にとって重要であり、安全に外で遊ぶ方法を提供することが大切です。
猫は本来、野生の生き物であり、狩猟や探検をすることが自然な行動です。家猫であっても、環境や遺伝的要因によって、外に出たがる本能が残っています。
注意点
- 猫が本能的に狩猟をすることが挙げられますが、猫が野生動物に襲われたり、環境破壊を招いたりすることがあるため、外で遊ばせる際には注意が必要です。
- 猫が外で遊ぶ場合は、フェンスで囲まれた庭や屋根付きのサンルームなど、安全に遊べる場所を提供することが大切です。
猫を自然に近い環境で遊ばせる方法
- 猫が外で遊ぶ場合は、自然に近い環境を用意することができます。例えば、猫が木の枝に登ったり、草むらをくぐったりできるような環境を用意することができます。
- 猫が安全に遊べる場所を確保することが大切です。また、猫が怪我をしないように、フリーカラーやマイクロチップなどの識別方法を利用することもおすすめです。
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猫が脱走する理由の具体例
猫が脱走する原因は飼い主さんにあります。理由はたくさんあります。しかし脱走という結果が起きてしまったということは、猫を飼っている飼い主さんに100%あります。猫は悪くありません。まずはそのことを理解してください。
その上で猫の性格や生態の理解をして脱走を起きないように対策をしていきましょう。
主な理由としては次の点があります。
- 猫の生態によるもの
- 猫の今の状態によるもの
- 周りの環境によるもの
様々な要因がありますが、猫という生き物の生態に関するもの、ストレスなどの今の状態によるもの、後は脱走というよりも結果として脱走となってしまった場合などがあります。
猫の性格
好奇心旺盛
猫の性格が「好奇心旺盛」だと脱走しやすくなります。要は「見たことのない世界」に飛び出してみたい、ということです。
人間にもあるように、猫にもそのようなタイプがいて、日ごろから飼い主さんが消えていく「あの出口の向こうは何だろう?」と気になっていて、チャンスを見て飛び出します。
臆病な猫は出たがらない
入口が開いていても、窓が開いていても臆病な猫は飛び出しません。猫は危険な場所にはあまり行きたがりません。
特に性格が臆病であればなおさら…。
猫の状態
ストレスがある
家の中の状況や。病気などでストレスが溜まっていると、突発的に飛び出したくなります。日ごろから猫の状態には気を配りストレスをためないことが重要です。
ストレスの原因には「多頭飼い」「ケージでの生活」「飼い主さんとの関係」「食生活」「トイレ環境」など様々なことが考えられます。
発情期
猫の発情期は性別の違う猫を探しにいつも以上の場所へ行きたくなります。そのため普段は出ない猫でも飛び出してしまう場合があるので注意が必要です。
パニック状態
これは特殊な例になります。ほかの猫に追われている、動物病院などで暴れてしまうといった内容です。いつもと違う状態になっていて、ちょっとした接触や音などをきっかけに、飛び出してしまう場合もあります。
猫の環境
引っ越しをしてきた
最近引っ越しをした場合も脱走の原因になります。これは脱走というよりも、「前にいた場所に帰ろう」としているだけです。
猫は縄張り意識が強いので、引っ越したばかりだとその状況の理解(慣れ)ができていないので、脱走したくなる原因になります。
猫の生い立ち
外の世界を知っている
猫は今生活している場所が全てだと思って生活しています。外の世界を知らなければ、脱走という思考もないので、脱走の危険は減ります。
しかし、生まれが違う場所だったり、育ちが違ったりして、その記憶が残っていると違う世界があることを知っていて、飛び出す可能性が高くなります。
元野良猫・保護猫
元野良猫や保護猫の場合はなおさら前にいた場所の記憶が鮮明なので、脱走の危険がより高くなります。
何重にも脱走しないように予防策しておかないと脱走の危険が高くなってしまいます。
そこに出口があったから
歩いていたら出ていた
特に興味もないし、出る気もないけど、何となく出てしまう場合もあります。
まさしくそこに出口があったから…………です。。。
猫が脱走する理由のまとめ
猫が脱走する理由は様々あり一概には言えませんが、やはり飼い主さんの行動や家の環境によるものが多いと思います。
最終的には「入口の扉の締めておく」「鍵をかけて開けられないようにする」などしっかりとした予防策をしなかったがために脱走してしまっているのが原因の一つだと思います。
猫の脱走を防止する方法
大きく分けて2つの方法から脱走を予防していきます。
人間の世界にも同じような考え方があります。
① そもそもの出来事の発生を防ぐ方法
② 発生しても流出しないための方法
この考え方は「品質管理」と呼ばれる考え方にあります。人間の世界では「① そもそもの出来事の発生を防ぐ方法」の方がより大切(同じことが起きないように)だと考えられています。
しかし、猫は自由に生きる動物です。コントロールするのは難しいので2つ目の、「② 発生しても流出しない方法」にて防いでいくのがより安全となります。猫の世界でもこの考え方をもとに2つの予防策として考えていきます。
物理的に脱走を防ぐ(脱走の流出に対する対策)
一番確実な方法は出入り口をなくす、、、ですが、人も出れなくなります。
よってそれを間接的に似た効果を生む方法を作ることが重要です。
2重扉にする
扉を2重にすると「出入口をなくす」効果と同じような効果を得られるようになります。
なぜかというと1つ目の扉を閉めて、2つ目の扉を開ける前に猫が「1つ目の扉の中にいること」が確認できれば、2つ目の扉を開けても出口はないままだからです。
「ちょっ!?今更2重扉になんてできないよ」と思われたかもしれませんが、簡易的にその状況を作る方法がいくつかあるので紹介していきます。
ケージを活用する
部屋を出る際に「ケージの中」に入れてから、扉を開けることによって、2重扉の代わりになります。
部屋を出るたびにケージに入れるのは大変なので、あまり実用性はないかもしれませんがこういったやり方もあります。
精神的に脱走を防ぐ(脱走の発生に対する対策)
環境によるストレスを減らす
環境によるストレスを減らすには「トイレ環境の見直し」が重要になります。
猫はトイレが汚れているとそのトイレでするのが嫌でそれだけでストレスになったりします。
それを予防するのが「全自動猫トイレ」になります。
普通のトイレは人間の手で掃除をしない限り排泄したものが残っていますが、このトイレを使用すると、自動で塊を除去してきれいな状態を保てるようになります。
まとめ
この記事では、猫が脱走する理由とその対処法について説明しました。
猫がストレスを感じたり、好奇心から脱走することがあるため、猫が快適に暮らせる環境づくりが大切です。また、猫が外で運動や探検をすることを求める本能があり、自然に近い環境を提供することも猫の健康に良い影響を与えます。
さらに、猫が脱走した場合は迅速に行動を起こし、猫が見つかる可能性が高い時間帯や場所を把握し、効果的な捜索方法を用いることが猫を助けるために必要です。