ソリッドゴールドを調べたら「訴訟」という言葉が出てきた。
何があったのか、いま売られているフードの中身はどうなのか、確かめてから選びたい。
ソリッドゴールドは、1974年にアメリカのサンディエゴで生まれたペットフードです。日本では、株式会社ケイエムテイが2010年から正規代理店として輸入しています。
この記事では、米国の裁判記録と輸入元の発表から訴訟の中身と終わり方を、輸入元の商品ページから猫用4種の原材料と成分を確かめました(2026年10月2日確認)。
この記事でわかること
- 米国の訴訟は2018年7月に始まり、2020年3月に原告の取り下げで終わった
- 原材料の量まで見たいなら、グランツのように割合が書かれた袋と並べる方法がある
- 輸入元は国内で検査し、日米の基準を大幅に下回ると発表した
- 猫用は4種。1番目はチキン・ラム・タラ・サーモンとそれぞれ違う
- 穀類が入るのはカッツフラッケンだけ。マグネシウムは0.09〜0.14%
ソリッドゴールドと並べるなら、原材料の割合まで公開している袋も見てみてください。
うちの子が食べるかどうかは、表示からは分かりません。だからこそ、分かるところは先に確かめておく。
グランツは原材料の先頭から「脱水チキン 24.5%」「フレッシュチキン 15.0%」のように、個別名に割合を添えて公開しています。先頭に並ぶ原材料がどれだけ入っているかを、買う前に公式ページで確かめられます。
穀物は不使用。人工の保存料・着色料・香料も使っていないと公式に記載があります。
初回は500gの袋と他の味のサンプル50g×2袋が届いて980円(税込・送料無料)。回数の約束がないので、合わなければ休止も解約もできます(連絡の期限は公式ページに記載があります)。
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【結論】ソリッドゴールドの訴訟は何だった?

「訴訟」と聞くと身構えてしまいますよね。まずは、確かめられた事実だけを並べます。
- 2018年7月:アメリカのカリフォルニア州の連邦地裁に、ソリッドゴールド社を相手に集団訴訟として訴えが起こされた
- 2018年9〜10月:輸入元のケイエムテイが、一部の猫用商品で重金属などが検出されたとして訴訟になっていると発表。その後、国内で検査し、米国FDAと日本の基準を大幅に下回ると報告
- 2020年3月:原告が訴えを取り下げて終了。集団訴訟としては認められていない
つまり、裁判で判決が出たわけではなく、取り下げで終わった訴訟です。ただし、輸入元の国内検査の結果は添付ファイルで公開されていて、この記事では中身まで確かめていません。
訴訟と聞くと身構えますが、終わり方まで確かめると見え方が変わります。
ソリッドゴールド猫用4種の原材料と成分【輸入元の公式】

あなたが気になっている袋は、どの種類でしょうか。輸入元の商品ページから、猫用ドライ4種を1つの表にまとめました。
| 商品 | 対象 | 原材料の1番目 | たんぱく質 | 脂質 | 100gあたり | マグネシウム |
|---|---|---|---|---|---|---|
| インディゴムーン | 全年齢 | ドライチキン | 42.0%以上 | 20.0%以上 | 390kcal | 0.09% |
| カッツフラッケン | 全年齢 | ラム | 34.0%以上 | 12.0%以上 | 約353kcal | 0.14% |
| フィット アズア フィドル | 成猫・肥満猫 | スケトウダラ | 31.0%以上 | 9.0%以上 | 330kcal | 0.13% |
| インドアキャット | 成猫 | サーモン | 36.0%以上 | 16.0%以上 | 370kcal | 0.13% |
※株式会社ケイエムテイの商品ページ(2026年10月2日確認)。カロリーは代謝カロリー(kcal/kg)を100gあたりに直した数字です。
4種とも総合栄養食で、水分は10.0%以下。たんぱく質と脂質は「以上」、つまり最低これだけ入っているという数字になります。
表を見ると、1番目の原材料が4種ともすべて違うことが分かります。味違いのつもりで選ぶと、たんぱく質もカロリーも大きく変わるので気をつけましょう。
インディゴムーン:ドライチキンが1番目、390kcal
インディゴムーンは、全年齢用の看板商品です。1番目がドライチキン、2番目がオーシャンフィッシュミールで、たんぱく質42.0%以上・脂質20.0%以上と4種でいちばん高い数字です。
- 穀類の記載はなく、ポテト・えんどう豆が入る
- 油はカノラオイルとサーモンオイル
- 2028年3月8日賞味期限の分から、原材料の一部が変わると輸入元が案内している
カッツフラッケン:ラムが1番目で、玄米と大麦が入る
カッツフラッケンも全年齢用。1番目はラム、2番目はドライチキンで、4種のなかでは値段がいちばん低めに設定されています。
原材料には玄米と挽割り精製大麦があり、4種のなかで穀類が入っているのはカッツフラッケンだけです。マグネシウムは0.14%と、4種でいちばん高い数字です。
フィット アズア フィドル:スケトウダラが1番目、330kcal
成猫・肥満猫用で、1番目はスケトウダラ、2番目はドライターキー。脂質9.0%以上・330kcalと、4種でいちばん控えめなカロリーに作られています。
粗繊維は9.0%以下とやや多めで、えんどう豆・タピオカ・ガルバンゾー豆・豆繊維など、豆類の原材料が多く並ぶのも特徴です。体重を落としたい猫に使うときは、給与量の表も合わせて見ましょう。
インドアキャット:サーモンが1番目、ヒラマメ入り
成猫用で、1番目はサーモン、2番目はドライサーモン。輸入元は、繊維質などを含むヒラマメを使ったフードと説明しています。
370kcalは、インディゴムーンとフィット アズア フィドルのちょうど間。肉と魚はサーモン・ターキー・オーシャンフィッシュで、油には鶏脂肪とサーモンオイルが使われています。
わが家には16歳の子がいるので、全年齢用か成猫用かは気になるところです。
ソリッドゴールドの訴訟の経緯|裁判記録と輸入元の発表

訴訟はどのように始まり、どう終わったのでしょうか? 時系列で追ってみましょう。
- 2018年7月27日:Watson v. Solid Gold Pet, LLC としてカリフォルニア州中部地区連邦地裁に提訴(集団訴訟として)
- 2018年9月12日:ケイエムテイが「一部の猫用商品で有害な重金属や化学物質が検出され、米国で訴訟になっている」と発表。ソリッドゴールド社からは「訴訟の事実はあるが、訴訟内容に証拠はない」と回答があったとしている
- 2018年10月1日:ケイエムテイが続報。微量の重金属は自然界の金属が原材料を通じて入ったものだと説明
- 2018年12月:ソリッドゴールド社が訴えの却下を申し立て
- 2020年3月18日:原告本人の請求は取り下げで終了。ほかの消費者の権利には影響しないとされ、集団訴訟としては認定されなかった
日本では、ペットフード安全法の省令でカドミウム・鉛・無機ヒ素の上限が決まっています。水分10%に換算して、カドミウム1μg/g、鉛3μg/g、無機ヒ素2μg/gです。水銀の項目はありません。
2023年には、ソリッドゴールド社が自社サイトに検査結果を載せたと輸入元が案内していました。ただ、2026年10月2日に開くと、そのページは見つからない状態でした。
訴訟のほかに知っておきたい輸入元のお知らせ

輸入元の新着情報には、訴訟以外にも商品に関するお知らせが出ています。
- 2019年7月:インディゴムーン(賞味期限2020年7月4日)の袋に、フィット アズア フィドルが入っていた可能性があるとして回収
- 2019年2月:日本でのリパック(詰め替え)を始め、猫用は500gからの袋に
- 2024年4月:インディゴムーンなどの値上げ
- 2025年7月:インディゴムーン(賞味期限2027年2月5日)に、形のくずれた粒が多く混ざっている可能性
- 2026年7月:インディゴムーンの原材料の一部変更(2028年3月8日賞味期限の分から)
買う前に、袋の賞味期限と、輸入元の新着情報を見比べておきましょう。
回収や粒のお知らせまで自分から出している輸入元は、情報を追いやすいと感じます。
ソリッドゴールドの選び方|年齢・体型・穀類で分ける

あなたの猫に合うのはどれでしょうか。4種のなかで迷ったら、次の順で絞りましょう。
- 子猫・妊娠授乳中:全年齢用のインディゴムーンかカッツフラッケン
- 体重が気になる成猫:フィット アズア フィドル(330kcal)
- 室内飼いの成猫:インドアキャット
- 穀類を避けたい:カッツフラッケン以外の3種
値段は500gで1,540〜2,090円(税込)、2kgで4,950〜6,710円(税込)です。味を変えるときは、成分の数字が種類でかなり違うので、カロリーと給与量も見直しましょう。
同じ袋でも、食べ方や好みは猫によってちがいます。
原材料の割合まで見たいなら|グランツと並べる

ソリッドゴールドの原材料欄には、それぞれの割合までは書かれていません。袋の裏の読み方は原材料欄でまず見る語を実例で示した記事と敬遠されやすい市販品をラベルから読んだ記事にまとめています。
割合まで書かれた袋と並べると、次のようになります。
| ソリッドゴールド インディゴムーン | グランツ チキン&サーモン | |
|---|---|---|
| 原材料の1番目 | ドライチキン | 脱水チキン 24.5% |
| 原材料の2番目 | オーシャンフィッシュミール | フレッシュチキン 15.0% |
| たんぱく質 | 42.0%以上 | 34.5%以上 |
| 100gあたり | 390kcal | 367kcal |
| マグネシウム | 0.09% | 0.09%(配合理論値) |
※輸入元とグランツの公式サイト・よくある質問(2026年10月2日確認)。
上の表は各社の公式サイトに書かれている表示をそのまま並べたもので、優劣を付けたものではありません。
- グランツ チキン&サーモンは、1番目が脱水チキン 24.5%、2番目がフレッシュチキン 15.0%と割合まで書かれている
- 穀物は使っていないと公式に書かれている
- 3つの味とも全年齢用。初回は500gの袋と別の味のサンプル2袋で、税込980円
3つの味の表示はグランツ全味の成分を並べた記事、市販のフードの点数は100点満点の採点表があるトップページで見られます。
\ 原材料の1番目に、割合まで書かれた袋 /
初回980円(税込・送料無料)・500gの袋と他の味のサンプル2袋
公式サイトで初回980円の中身を見る→ \ 回数の約束なし・休止と解約ができます / グランツ チキン&サーモン味は「脱水チキン 24.5%」から始まります。3つの味とも全年齢用で、穀物は使っていません。
ソリッドゴールドのよくある質問

Q1. ソリッドゴールドの訴訟は、いまも続いていますか?
裁判記録では、2018年7月に始まった訴訟は2020年3月18日に原告の取り下げで終わっています。集団訴訟としては認定されていません。
Q2. ソリッドゴールドはどこの国のフードですか?
アメリカのブランドで、1974年にサンディエゴで生まれました。日本では株式会社ケイエムテイが輸入し、2019年から一部の商品を国内でリパックしています。
Q3. ソリッドゴールドの猫用で、グレインフリーはどれですか?
原材料に穀類が書かれていないのは、インディゴムーン、フィット アズア フィドル、インドアキャットの3種です。カッツフラッケンには玄米と大麦が入っています。
Q4. どこで買えますか?
輸入元のサイトに、取扱店舗の一覧・地図とネット販売店の一覧があります。近くのお店を探すときは、そちらから確かめるのが確実です。
\ 初回は500gの袋と、別の味のサンプル2袋 /
初回980円(税込・送料無料)・500gの袋と他の味のサンプル2袋
公式サイトで初回980円の中身を見る→ \ 回数の約束なし・休止と解約ができます / 回数の約束がなく、休止も解約もできます。チキン&サーモン味は100gあたり367kcalです。
まとめ:ソリッドゴールドは「訴訟の終わり方」と「4種の違い」で判断する

最後に、要点を5つにまとめておきます。
この記事のまとめ
- 米国の訴訟は2020年3月に取り下げで終了
- 輸入元は国内検査で日米の基準を大幅に下回ると発表
- 猫用は4種で、1番目の原材料がすべて違う
- 穀類が入るのはカッツフラッケンだけ
- 2026年7月にインディゴムーンの原材料変更の案内あり
言葉の強さではなく、記録と袋の表示で決めるのが、いちばん確かな選び方です。
気になる種類が決まったら、袋の1番目と2番目の原材料を見比べてみましょう。
本記事の主な出典・参考資料
- 株式会社ケイエムテイ 公式サイト:ソリッドゴールド猫用4種の商品ページ、新着情報(2018年9月・10月、2019年、2023年〜2026年)
- 米国カリフォルニア州中部地区連邦地裁の事件記録 Watson v. Solid Gold Pet, LLC(2:18-cv-06479)
- ペットフード安全法の省令で決められた汚染物質の上限(e-Gov 法令検索で確認)
- ソリッドゴールド社 公式サイト(創業の経緯)、当サイトの採点基準(トップページ)、グランツの公式サイト
※2026年10月2日に確認しました。輸入元の検査結果と原材料変更の詳細は添付ファイルのため、この記事では中身を確かめていません。