ドイツ製のハッピーキャットが気になるけれど、種類が多くて違いが分からない。
「ラム」「サーモン」と名前についた肉がどれだけ入っているのか、原材料欄で確かめたい。
ハッピーキャット(HAPPY CAT)は、ドイツ南部の工場で作られているキャットフードです。日本ではワールドプレミアム株式会社が輸入・販売していて、ドライは主食用の12品と、食事療法食1品があります。
この記事では、日本の公式サイトの商品ページとよくある質問を読み、12品の原材料・成分・カロリー・1日の量を表にしました。
この記事でわかること
- 商品名が「ラム」「サーモン」でも、原材料の1番目は多くが「ポルトリープロテイン」(家禽の乾燥肉)
- 原材料の割合を別のブランドとも比べるならグランツの表示(脱水チキン24.5%が先頭)が並べやすい
- 成猫用の多くはたんぱく質33.0%・脂肪15.0%、100gあたり約380kcal
- 穀物不使用はファームダックだけ。ほかはコーンや米が入る
- 酸化防止剤は全品「天然由来トコフェロール」
ハッピーキャットの原材料欄を読んだら、先頭の肉に割合が書かれた袋とも並べてみませんか。
うちの子が食べるかどうかは、表示からは分かりません。だからこそ、分かるところは先に確かめておく。
グランツは原材料の先頭から「脱水チキン 24.5%」「フレッシュチキン 15.0%」のように、個別名に割合を添えて公開しています。先頭に並ぶ原材料がどれだけ入っているかを、買う前に公式ページで確かめられます。
穀物は不使用。人工の保存料・着色料・香料も使っていないと公式に記載があります。
初回は500gの袋と他の味のサンプル50g×2袋が届いて980円(税込・送料無料)。回数の約束がないので、合わなければ休止も解約もできます(連絡の期限は公式ページに記載があります)。
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【結論】ハッピーキャットは「家禽の乾燥肉が中心の、目的別に選べるドイツ製フード」
公式の表示から分かるハッピーキャットの特徴を、5つにまとめます。
- 原材料:多くの商品で1番目は「ポルトリープロテイン」。名前の肉(ラム・サーモンなど)は割合つきで書かれている
- 穀物:コーン・米を使う商品が多い。穀物不使用はファームダックのみ
- 成分:成猫用の多くはたんぱく質33.0%・脂肪15.0%、100gあたり約380kcal
- 種類:子猫・成猫・避妊去勢後・シニア・目的別ケア、食事療法食
- 製造:ドイツのInterquell社。2024年に製品をリニューアル
つまり、名前の肉より、ポルトリープロテインが土台になっている商品が多い、ということです。あなたが選ぶときに重視したいのは、肉の種類でしょうか、それとも目的でしょうか。
ハッピーキャット 12品の原材料と成分【公式の表示】

日本の公式サイトの商品ページから、主食用ドライ12品の数字を写しました。
| 商品 | 原材料の1番目(名前の肉) | たんぱく質 | 脂肪 | 100gあたり | 4kgの1日量 |
|---|---|---|---|---|---|
| ジュニア ファームポルトリー | ポルトリープロテイン 29.5% | 36.0% | 18.5% | 395.5kcal | 子猫は月齢の表 |
| ファームラム | ポルトリープロテイン(ラム 11%) | 33.0% | 15.0% | 376.5kcal | 50g |
| アトランティックサーモン | ポルトリープロテイン(サーモンミール 12%) | 33.0% | 15.0% | 380.0kcal | 50g |
| バイエルンビーフ(大粒) | グリーブス(脱脂ハラミ肉)19% | 33.0% | 15.0% | 380.0kcal | 50g |
| ファームダック(穀物不使用) | ポテト(ダック 20%) | 33.0% | 15.0% | 378.0kcal | 50g |
| ファームポルトリー(特大粒) | ポルトリープロテイン 24% | 33.0% | 15.0% | 378.0kcal | 50g |
| ステアライズド | ポルトリープロテイン(サーモンミール 11%) | 37.0% | 10.5% | 347.5kcal | 50g |
| シニア アトランティックサーモン | ポルトリープロテイン 18% | 29.0% | 12.0% | 367.5kcal | 55g |
| シニア ファームラム | ポルトリープロテイン 18% | 29.0% | 12.0% | 365.5kcal | 55g |
| ローファット(ウェイトケア) | ポルトリープロテイン 25% | 36.0% | 9.0% | 346.0kcal | 50g |
| ストマック&インテスティン | 米 33%(ダック 24%) | 34.0% | 14.0% | 374.5kcal | 50g |
| スキン&コート | 米(チキン精肉 22%) | 34.0% | 15.0% | 377.0kcal | 50g |
たんぱく質と脂肪は商品ページの成分欄の値です。1日量は、標準的な運動量の猫の目安を写しました。
上の表は各社の公式サイトに書かれている表示をそのまま並べたもので、優劣を付けたものではありません。
「ラム」「サーモン」でも、1番目はポルトリープロテイン
ファームラムの原材料欄は「ポルトリープロテイン、ラムプロテイン(11%)…」の順です。商品名の肉は2番目で、1番目は家禽の乾燥肉でした。アトランティックサーモンやシニアの2品も、同じくポルトリープロテインが先頭です。
公式のよくある質問によると、「ポルトリープロテイン」はチキンやターキーなど人の食用に適した家禽の精肉と内臓肉を乾燥させ、粉にしたものです。副産物ミールは使っていないと書かれていました。
私は穀類でかさましされた袋を避けたいほうなので、ラムやサーモンという名前より先に、コーンや米が何番目かが目に入ります。
穀物不使用はファームダックだけ
多くの商品で、2〜5番目あたりにコーン・コーン粉・米が入っています。ストマック&インテスティンとスキン&コートは、米が1番目でした。
穀物を使っていないのは、ファームダック(平飼いの鴨/穀物不使用)だけです。こちらは1番目がポテトで、ダックプロテインが20%入っています。
たんぱく質の約90%は乾燥肉から、と公式
公式のよくある質問では、乾燥ミール(○○プロテイン)がたんぱく質全体に占める割合はおよそ90%と説明されています。表示のたんぱく質のほとんどが動物由来、というのがメーカーの説明です。
ただし、各商品で肉全体が何%なのかは表示からは分かりません。割合が書かれているのは、名前の肉(ラム11%など)だけです。
マグネシウムと酸化防止剤も書かれている
ハッピーキャットは、カルシウムやリンに加えて、マグネシウムの量も商品ページに載せています。成猫用は0.07〜0.10%でした。尿のpHは約6.0〜6.5を目指して設計している、とよくある質問にあります。
なお、ジュニア ファームポルトリーのマグネシウムは0.70%と表示されていて、ほかの商品と桁が違います。表記の誤りの可能性もあるので、気になる場合は販売元に確かめてみましょう。
酸化防止剤は、12品とも「天然由来トコフェロール」でした。
1日の量:体重4kgの成猫で50g
成猫用の多くは、体重4kgで1日50g(よく動く猫は55g)が目安です。シニアの2品は4kgで55gと、少し多めでした。どの商品も、個体差や活動量に応じて±15%の範囲で調整するよう書かれています。
ハッピーキャットとほかのフードを比べる
同じチキン系のファームポルトリーを、当サイトでよく比べに使う3つの袋と横に並べてみました。
| 商品 | 原材料欄の1番目 | たんぱく質 | 脂質 | 100gあたり | 4kgの1日量 |
|---|---|---|---|---|---|
| ハッピーキャット ファームポルトリー | ポルトリープロテイン 24% | 33.0% | 15.0% | 378.0kcal | 50g |
| グランツ チキン&サーモン | 脱水チキン 24.5% | 34.50% | 16.00% | 367kcal | 66g(避妊・去勢済み) |
| カナガン(チキン) | 乾燥チキン 35.5% | 34%以上 | 16.7%以上 | 405kcal | 50〜60g(4〜5kg) |
| モグニャン | 白身魚 65% | 27%以上 | 11%以上 | 379kcal | 56〜65g(4〜5kg) |
それぞれ HAPPY CAT JAPAN・グランツ・レティシアンの公式ページから写した数字です。
上の表は各社の公式サイトに書かれている表示をそのまま並べたもので、優劣を付けたものではありません。
4つとも1番目は肉か魚で、割合も書かれています。違いは、2番目以降にコーンなど穀類が入るかどうかと、1日の量です。
原材料欄の割合の読み方は脱水チキンの割合から読み解いたページ、市販品の見直しは添加物と先頭の原料で見直した18袋と表示を見て買うのをやめた袋の話にまとめています。
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ハッピーキャットの選び方
公式の分け方に沿うと、次のようになります。あなたの猫には、どれが合いそうでしょうか。
- 子猫:ジュニア ファームポルトリー(4〜12か月の月齢表あり)
- 成猫:ファームラム、アトランティックサーモン、バイエルンビーフ(大粒)、ファームダック(穀物不使用)、ファームポルトリー(特大粒)
- 避妊・去勢後:ステアライズド(脂肪10.5%・347.5kcal)
- シニア:シニア アトランティックサーモン、シニア ファームラム
- 目的別:ローファット(ウェイトケア)、ストマック&インテスティン、スキン&コート
粒の大きさも商品で違い、バイエルンビーフは大粒、ファームポルトリーは特大粒です。いま食べているフードの粒に近いものから選ぶと、切り替えやすくなります。
腎臓用の「ダイエットニーレ」は食事療法食
ケアのシリーズには、腎臓用の「ダイエットニーレ」もあります。リン0.35%・たんぱく質28.5%に調整された食事療法食で、使い始める前と長く使うときは獣医師に相談するよう商品ページに書かれていました。
腎臓の数値が気になる猫は、自己判断で選ばず、まず動物病院で相談しましょう。
袋の大きさは50gから
多くの商品に50g・300g・1.3kg・4kgの袋があり、10kgがある商品もあります。50gの袋があるものなら、まず少量で食べるか確かめられます。
新しい商品に替えるなら、今のごはんに少量ずつ足しながら、1週間ほどで置きかえていきましょう。あなたの猫が新しい粒を嫌がらないか、食べ残しや便の様子も見ておくと安心です。
3匹とも好みがばらばらなので、50gのような小袋は、大きな袋の前の確認にちょうどいい大きさです。
ハッピーキャットでよくある質問
Q1. ハッピーキャットはどこの国で作られていますか?
製造元はInterquell社で、工場はドイツ南部のヴェーリンゲンにあります。HAPPY CATの製造は2002年に始まったと公式は説明しています。日本での輸入・販売は、東京のワールドプレミアム株式会社です。
Q2. 「ポルトリープロテイン」とは何ですか?
公式の説明では、チキンやターキーなど人の食用に適した家禽の精肉と内臓肉を乾燥させて粉にしたものです。副産物ミールは使っていないとされています。
Q3. 総合栄養食ですか?
主食用の商品は「コンプリートフード」で、欧州ペットフード工業連合会(FEDIAF)の栄養基準を満たすと公式は説明しています。総合栄養食と同じ意味の表現、という位置づけです。
Q4. グレインフリーの商品はありますか?
いまの製品一覧で穀物不使用と書かれているのは、ファームダック(平飼いの鴨/穀物不使用)です。ほかの商品はコーンや米が入っています。
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まとめ:ハッピーキャットは「名前の肉」と「1番目の原材料」を見比べて選ぶ
選ぶ前に押さえておきたい点を振り返ります。
この記事のまとめ
- 多くの商品で1番目はポルトリープロテイン。名前の肉は割合つきで2番目以降
- 成猫用の多くはたんぱく質33.0%・脂肪15.0%、4kgで1日50g
- 穀物不使用はファームダックだけ。米が1番目の商品もある
- マグネシウム・酸化防止剤まで商品ページに書かれている
- 腎臓用のダイエットニーレは食事療法食。獣医師と相談して使う
商品名ではなく、原材料欄の先頭で選ぶと、違いが見えやすくなります。
ほかのブランドも同じ物差しで見たいときは、300を超える袋の採点表を使ってみてください。
確かめた公式ページ
- HAPPY CAT JAPAN 公式サイト(ワールドプレミアム株式会社):製品カテゴリ、ドライ13品の商品ページ、HAPPY CATについて、よくあるご質問、会社概要
- 比べた袋:グランツ チキン&サーモン、カナガン(チキン)、モグニャンの各公式商品ページ
※写真は当サイトで撮影した、以前のパッケージです。