セルカークレックスは巻き毛が特徴の猫種。
その見た目はとってもキュートで、人懐っこい性格も特徴です。ただそのクルクルの長毛がゆえに注意する点もあり、遺伝性から必要な栄養素も違っています。
この記事ではセルカークレックスの特徴から飼う時の注意点、おすすめのキャットフードまで解説。
ぜひ最後まで読んでもらって、愛猫と幸せな猫暮らしをしていきましょう。
クルクル長毛が魅力のセルカークレックスの特徴

セルカークレックスは巻き毛がとってもキュートで、短めの鼻が特徴的な猫種です。
性格は社交的で、人懐っこい性格。家族に対して愛情深く、また遊ぶことが大好きな一面もあります。
誕生は比較的新しい1980年代にアメリカで生まれた猫の品種で、セルカークレックスという名前は、この猫の祖先の1匹が生まれた場所であるモンタナ州のセルカーク山脈から取られました。
その独特の巻き毛の特性を持つことから、すぐに人気となり、多くの猫愛好家に愛されています。
長毛のくるっとカールした巻き毛は、とってもかわいらしい反面、手入れをしっかりと行わないと菌が繁殖することもあるため注意が必要な点も。
また皮脂が多く皮膚炎や耳の炎症なども起きやすいため、猫状態に良く気を配らなければなりません。
遺伝性の病気に注意!なりやすい病気の一覧

PKD(多発性嚢胞腎)
腎臓に多数の嚢胞が形成されるもので、嚢胞の大きさや数によっては腎臓の機能が低下することがあります。PKDは遺伝性の疾患であり、病気のキャリアである猫同士の交配によって、そのリスクが増加します。
セルカークレックスはペルシャと掛け合わせたことがあるため、ペルシャに多いPKDの発症が多くなっています。
肥大型心筋症(HCM)
肥大性心筋症は、心臓の筋肉が異常に肥大する病気です。
特に、メインクーンやラグドールといった一部の大型猫種での発症リスクが高いことが知られていますが、セルカークレックスもこれに該当することが報告されています。
HCMの原因は完全には解明されていませんが、遺伝的要因が大きいと考えられています。このため、ブリーダーは遺伝子検査や定期的な心エコー検査を行うことで、繁殖に用いる猫の健康状態を確認し、病気の拡散を防ぐ努力をしています。
皮膚疾患
巻き毛は皮膚の疾患や感染のリスクを高めることがあるため、定期的なスキンケアとチェックが推奨されます。
流涙症
セルカークレックスの短い鼻の形状から、涙の排出がうまくいかず、目から涙が常に流れることがあります。
そのため適切なケアが必要になってきます。
外耳炎
長毛の抜け毛が溜まったり、皮脂によって菌が繁殖して炎症が起きる病気。
セルカークレックスは皮脂が多く、抜け毛も多いため注意が必要な病気の一つです。
毛球症
セルカークレックスの巻き毛は、毛球の形成を助ける可能性があるので、定期的なブラッシングで被毛のケアが必要です。
【欲しい栄養素】必要なキャットフードの特徴

特に必要な栄養素は、長毛のケア成分や毛玉排出をサポートする食物繊維、毛球症ケアで腸内環境を整える成分が入っているキャットフードがおすすめです。
セルカークレックスに欲しいキャットフードの特徴
長毛ケア
- オメガ3脂肪酸
腸内ケア
- オリゴ糖
- 乳酸菌
毛玉排出
- 食物繊維
セルカークレックスにおすすめのキャットフード

巻き毛の長毛を持つセルカークレックスには、被毛・皮膚のコンディションをサポートするオメガ3脂肪酸が豊富なフードが向いています。ここでは魚由来のオメガ3がしっかり摂れる2種を紹介します。なお毛玉対策はフードだけに頼らず毎日のブラッシングを併用し、皮膚炎・外耳炎・流涙症など気になる症状があるときは早めにかかりつけの獣医師に相談してください。
① モグニャン|白身魚のオメガ3で被毛ケア、消化にもやさしい
白身魚をメインに使ったグレインフリーフードで、オメガ3脂肪酸を含み、巻き毛のコンディション維持をサポートします。動物性タンパクが豊富でありながら魚ベースで消化にやさしく、お腹がデリケートな子にも合わせやすいのが魅力。香り高くクセが少ないので、切り替え先としても選びやすい一品です。
\白身魚 × オメガ3で被毛ケア/
② カナガン|高タンパク、オメガ3で皮膚・被毛をサポート
骨抜きチキンをたっぷり使った高タンパクのグレインフリー。良質な動物性タンパクで、遊ぶことが大好きなセルカークレックスの体づくりを支えます。サーモンオイル由来のオメガ3も配合され、皮脂が多く皮膚トラブルが気になる肌や巻き毛のコンディション維持をサポート。香りがよく食いつきの良さに定評があるのも魅力です。
\高タンパク × オメガ3/
そのほかの選択肢
新鮮なチキンとサーモンを使ったグレインフリーのグランツも、サーモン由来のオメガ3が摂れて嗜好性も高い選択肢です。また、運動量が落ちて体重が気になる場合は、低脂肪・低カロリー設計のモグニャンライトに切り替える方法もあります。毛玉や腸内環境のケアで乳酸菌・食物繊維などを重視したい場合は、各商品の成分表示もあわせて確認してみてください。
毛色が多様なセルカークレックスの種類

セルカークレックスには短い巻き毛が特徴のショートヘア(SH)タイプと、長い巻き毛を持つロングヘア(LH)タイプがいます。
また毛色は多彩な毛色パターンがあり、黒や白を始めとし、ブルー、クリームレッドからチョコレート、ライラックなどほぼすべての毛色が存在します。
パターンもソリッドやタビー、タビー&ホワイト、組み合わせのバイカラーやトリカラー、トーティーシェル、ポイントなど様々なパターンがあります。
【動画付き】お手入れの方法

セルカークレックスは巻き毛の長毛のため、毎日のブラッシングと定期的なシャンプーでのケアが必須となっています。
ブラッシングはピンブラシやスリッカーブラシ、マットスプリッター、コームなどを使用し、できるだけ毎日行うようにしましょう。
そうすることで飲み込む毛の量が軽減するため、セルカークレックスへの負担も減らすことができます。
シャンプーの方法は、キャットグルーマー養成やライセンスの認定を行っている、一般社団法人キャットグルーマー協会の動画をご覧ください。
【さみしがり屋】セルカークレックスを飼う時の注意点

セルカークレックスと暮らす際は、性格や特徴を考慮した配慮が必要になります。
ここでは注意が必要な点を解説していくので、参考にして下さい。
長期の留守番は向いていない
セルカークレックスは人懐っこく、愛情深い性格で、長時間の留守番での一人ぼっちの状態が大きなストレスとなることがあるため、泊りがけなどの場合は注意が必要になります。
長期間の外出が必要な場合は、預ける先の知り合いの人に、前もって慣れさせておくなどの対応が必要です。
寒さに強いが暑さに弱い
巻き毛のの長毛のため、保温性は高く寒さには強い反面、熱がこもりやすく暑さには弱い傾向があります。
換毛期のブラッシングはもちろんのこと、エアコンを使用して、部屋の温度を適温にコントロールするようにしましょう。
繁殖は血統を考慮する
セルカークレックスは様々な血筋が混ぜっていて、間違った交配を行うと、遺伝子異常による先天性の障害のリスクが高くなることがあります。
そのため繁殖をさせる場合は、専門知識のある人に相談してから行うようにしましょう。